無垢材を使ったオーダースピーカー
スピーカーには、完全に密閉されている密閉型と丸い穴が開いているバスレフ型などの種類に分類されます。
密閉型のスピーカーの場合、低域の再生能力はボックス容積に依存するのでより大きな容積になることで迫力ある低音を再生できるようになりますが、一般的な家庭で導入するタイプはそれほどサイズが大きいものではないので低域が出しにくいといったデメリットがあります。
バスレフ型の場合は空気穴ともいえるポートを設けているため、密閉型と同じサイズのスピーカーでもバスレフ型の方が迫力ある低音を再生することができます。
株式会社アクロージュファニチャーのオーダーオーディオやオーダースピーカーのサイト内には、オーダーメイド事例の紹介が行われていますがここで紹介されているスピーカーもバスレフ型が主流です。
僅か2%ほど容積が変わっただけで音は全く違う、このようなことも事例ページで知ることができるのですが、他にも無垢材・合板・パーティクルボード・MDFなど、素材が違っても音質が変わることキャビネットに使用する木材の厚みが変わっても音色が異なるなどさまざまな条件で音に変化が生じることが分かります。
株式会社アクロージュファニチャーのオーダースピーカーは無垢の木を使っているようですが、季節による伸縮があるので反りや捻れなどは合板と比べるとリスクが高くなるなど無垢を使ったスピーカーが少ない理由、このような木材を使っても反りや捻れが生じにくい構造を考案するなど無垢材を使ったオーダースピーカーを作ることができます。